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アンカー 1

「100人の大学図書館員展」

学術資料検索エンジン“GoogleScholar”のトップページには、「巨人の肩の上に立つ」という言葉があります。先人達の業績や研究の積み重ねを“巨人”と表現し、その上に立つことによって新たな知の地平が開かれることを表したもので、自らの業績を支えた蓄積に畏敬を込めて数多くの偉人がこの言葉を口にしたと言います。
しかし、よく考えると不思議なことがあります。先人達の貴重な積み重ねもひとつひとつは“巨人”と言えるほどではありません。
“巨人”はなぜ“巨人”になれたのでしょう。

実は“巨人”の存在の陰には、それを育ててきた人がいます。大学図書館職員は、最も長くその役割を担ってきた仕事のひとつです。研究資料を集めて、整理し、提供する。役割自体はずっと変わらないものですが、その在り方や求められる能力は目まぐるしく変化しています。情報探索の力、情報処理の力、各研究分野への理解、学術コミュニケーション力、...etc. 多様化する需要に応えるため、大学図書館には新しい仲間が必要になってきています。
この展示は、将来大学図書館で働く選択肢をより多くの人に考えてもらうため、まず大学図書館で働く私たち職員のことを知ってもらおうと企画しました。近くにいながらなかなか知る機会のなかった大学図書館の“中の人”の世界をぜひ覗きに来てください。

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